化粧品工場の充填作業はきつい!?正社員の仕事を経験者が解説

化粧品工場の充填作業はきつい!?正社員の仕事を経験者が解説

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求人サイトに載る化粧品工場の【仕事内容】に「充填作業」があります。

その「充填作業」とは、具体的にどのような仕事なのでしょう。そして未経験者であってもできる仕事なのでしょうか?

化粧品工場で働いている私が、その仕事と、なぜ充填作業者を正社員として採用したいのかを説明いたします。

雇用を希望する多くの工場が、未経験者を受け入れています。

経験者を求めたところで、充填作業の経験者から応募があることは非常に稀であり、そのような人物が現れるのを待ってはいられません。

もし、あなたが化粧品工場の仕事に興味があるなら、そのチャレンジに、背中を押します!

筆者を想定したイラスト

自己紹介させて頂きます。コテツと申します。

化粧品工場での25年以上の勤務経験があり、その中でも中小規模の工場での豊富な経験を持っています。工場長としても活躍し、この業界の魅力や仕事の流れを、多く学び取ってきました。

化粧品工場で働くことは難しいことではありません。テレビCMで名を聞く大手企業の工場はごく一部であり、日本に存在する多くは中小規模の化粧品工場です。

あなたが未経験者であっても、活躍する機会がたくさんあることをお伝えしていきます。

この記事を読んで、行動に移しましょう!

やりたい仕事がある!アドバイザーに相談することで理想の仕事に就く!

化粧品工場の仕事「充填作業」

日本には数千も化粧品工場が存在していると言われています。そして、その8〜9割が中小規模の工場です。

それらの多くが正社員の雇用を考えています。 工場の仕事内容は一つではありません、自分に適した内容があるか、確認しましょう。

今回のテーマは、

化粧品工場の充填作業って、どんな仕事!?

の内容です。がっつり 確認して、自分にぴったりであるか、確認しましょう。

化粧品のライン作業とは?基本的な仕事の流れを知る

最初に、化粧品のライン作業の基本的な流れを簡単に説明します。

基礎化粧品のローションを生産しているのであれば、

  • 化粧品の中身であるローションを容器に充填
  • 容器にキャップを装着
  • 容器にロット(生産日などの情報を入れた番号)を印字
  • 容器を化粧箱にいれる
  • 能書(使用方法の説明など)
  • 化粧箱の箱詰め
  • 配送用の段ボール詰め
  • 機械オペレーターとは

製品の種類によって内容は違いますが、このような流れです。

YouTubeの映像を貼付いたします。よりイメージが湧くかと思います。

⇧参考動画、ミックコスモチャンネル/【大人の社会見学】たった60秒で分かる!化粧品ができるまで!https://www.youtube.com/watch?v=f01WE-KSnJc

充填作業とは、どんな仕事

ライン作業のスタート部分である充填作業とは、容器に化粧品の中身を充填する作業です。

充填作業は機械を使用します。機械に容器をセットし、充填ノズルを容器内に差し込み、必要な量を充填します。

使用している機械は工場の規模で、大きく差があります。

テレビCMで耳にする大規模メーカーの工場では

自動化(オートメーション化)された設備があり、容器をセットするだけで、あとは機械が行うことも多い。人員の削減と生産効率のアップを目指し、生産ラインを進化させている。

中小規模の化粧品工場であれば

生産数は少ないが製品数が多いので、自動化に向いていない。半自動化など、人の手と機械の組み合わせが基本となり、ライン作業では多くのパートスタッフなどが在籍することが多い。

中小規模であると多品種小ロットの注文も多く、人の手に作業を委ねることは多いです。

中小規模の化粧品工場 正社員の募集「充填作業」

求人サイトにある化粧品工場の正社員の募集となると、中小規模の化粧品工場のほうが数が多いだけに、正社員の雇用も、多く求めています。

私も、その中小規模の工場に長年勤め、工場長も経験しました。そして多くの未経験者を採用し、今も活躍しています。

化粧品工場が充填作業員を求める理由

化粧品工場の充填作業は、ライン作業のスタート部分となります。

ライン作業の多くの作業者が、パートや派遣社員などの人員です。しかし、「充填作業」だけは、正社員として雇用された人物が担当することも多いです。

その理由に、以下のようことがあります。

  • 1日の生産目標数の達成に、充填スピードが大きく関係する重要な役割。
  • 充填機械の調整やトラブル時の対応も任せるなど、他のライン作業者より業務内容が幅広い。

そして、充填作業とは「充填機械」との関わりが深い仕事です。

化粧品工場の正社員募集に、【機械オペレーター】とある場合、機器類の管理も含め、充填作業者を求めることはよくあります。

化粧品工場の 充填作業がきつい!?

次に「これは大変だ!」と私が感じた「きつい」経験を紹介します。

以下の内容が「大丈夫!」思えるなら、あなたは「充填作業」の仕事が向いてるね!

  • 1日の生産目標の達成、そのプレッシャーを背負う
  • 充填など、機械類の細かい設定が多い
  • 翌日作業のシミュレーションが大事
  • もくもくと充填テクニックを身につけていく

自動化された工場であれば別ですが、中小規模のほとんどの工場が、半自動化による機械と人によるライン構成です。

容器に化粧品の中身を入れる「充填作業」は、作業を止めることなくスムーズに進行するテクニックが必要です。

  • 容器に充填したけど内容量が少ない、機械を再調整でタイムロス!
  • 化粧品の中身を容器からこぼしてしまい、作業が一時中断。あわてて何度も同じミスを繰り返してしまう!

このような作業ミスを減らしていかないと、目標の生産数が達成できません。充填作業を担当するものが背負う十字架は、すごく重いわけです。

しかし、「だからこそ」楽なこともあります。次に紹介しますね

充填作業が楽と感じる理由

充填作業者が「楽な仕事だな」と感じることが、実は結構あります。

それは何であるかを説明する前に、充填作業を含めた「ライン作業」が大変な理由を説明します。

ライン作業はなぜ「きつい」と言われる理由

ライン作業には多くの工程があります。

冒頭でも説明しましたがローションであれば、このような感じです。

  • 化粧品の中身であるローションを容器に充填
  • 容器にキャップを装着
  • 容器にロット(生産日などの情報を入れた番号)を印字
  • 容器を化粧箱にいれる
  • 能書(使用方法の説明など)
  • 化粧箱の箱詰め
  • 配送用の段ボール詰め

これらを完全自動化されたラインでもない限り、パートスタッフなどの作業者が各々の内容を担当します。

同じ工程でも、製品が変われば作業内容は変わります。また、作業者の配置は日々変わるので、昨日は化粧箱の蓋を締めていたのに、今日はキャップ閉めの担当であったり、もしくは、急にキャップ閉めの仕事から、配送用の段ボールに詰める作業に移動したりします。

どうしても個々の作業者は、仕事内容に得意、不得意があります。不得意な内容や急な移動による変更なとは、ストレスとなる嫌な仕事になってしまうのです。

充填作業は楽!キャリアチェンジ希望者向けの理由

充填作業は、他のライン作業と異なり、作業が特定されることが多いです。これまで説明したように、ライン作業のスタートであり、目標生産数を達成させるカギとなる業務だからです。

充填作業以外の作業者は、イメージ的に以下のように感じる人は少なからずいます。

機械の調整や容器の違いによって充填のテクニックが必要、生産目標数のプレッシャーもあり、きつい仕事!

  • 充填作業が遅いと、目標数に達しなくて残業になる。だから私はやりたくない!
  • 充填作業をミスると、その後の作業が止まるから嫌な目で見られる。だからやりたくない!

充填作業は正社員として雇用する工場が多いのも、これらの理由もあるわけです。

ですが、意外な現実として、このようなことがあります。

  • 充填に特化した仕事が多いため、短い期間で出来るようになる。
  • 急に違う作業を任されることが少ないから楽!
  • 他の作業者より仕事が遅い!などの、他人と比較されることが少ない。
  • 充填作業がうまくなるほどに、必要な人材として重宝がられる。

どんな仕事も最初は大変です。しかし、その大変な思いが報われやすいのが「充填作業」の担当であると、私は長い経験から感じています。

経験はあるに越したことはありませんが、工場によって扱う製品も違い、機械や設備にも違いがあります。

仕事と向き合う覚悟と、この記事にて得た知識があれば、あなたの生活を充実させる新たな仕事となる可能性はあります。

もしも、「自分にあっている」と感じたのであれば、チャレンジです。求人サイトの募集内容だけでは、どのような仕事であるかは把握しにくいです。自分のやりたいことが明確であるのなら、転職エージェントにてアドバイザーに相談しましょう。

自分の希望も、給与などの交渉もお願いしてしまいましょう。

アドバイザーに相談することで理想に近づける!

充填作業「きつい」の「楽」なの!?

化粧品工場のライン作業とは、一つの製品を作り上げるために多くの作業者が協力し合う仕事です。

そして充填作業は、そのライン作業のリズムを作り出す重要な役割となります。1日の生産数量をコントロールしていると言っても過言ではありません。

技術を身に着け充填作業の「匠」となり、生産をコントロールする。いくらAIが進化しようとも、日本中に化粧品工場のシェアを中小規模の工場が支え、そして、鍛え上げた技術が製品を作り上げていくことに変わりはないでしょう。

化粧品工場で働くのなら、経験にこだわる必要はないと、経験が深い私が、感じています。

他業種であっても、今持っている技術、今持っている経験、まずはアドバイザーに相談しましょう。きっと、化粧品業界で活躍できる理由を見つけられるはずです。

ともかく、スタートしましょう!

あなたが身に着けた経験を活かしてくれるアドバイザーがいる!

化粧品工場の仕事と働く魅力

今回は化粧品工場の「充填作業」の仕事を紹介しました。

化粧品工場には多くの仕事が存在します。工場全体の業務を解説した記事があります。ぜひ、自分に向いている仕事があるのか確認してください。

化粧品工場で働く新人の1日を追う内容の記事があります。ライン作業全般の仕事内容ですが、ぜひ自分が働き出したつもりで読んでみてください!

化粧品工場の仕事が、あなたに合う仕事であれば幸いです。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

頑張ってください!!