化粧品工場で働く女性たちの活躍!やりがいを感じる仕事とは

化粧品工場で働く女性たちの活躍!やりがいを感じる仕事とは

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もし、あなたが女性で、化粧品工場での正社員として働くことを考えているのであれば、実際に活躍する女性社員に興味をお持ちでしょう。

日本国内には数千もの化粧品工場があり、多くの女性たちが働いています。

これまで一緒に働いた女性たちを通じて、多くの化粧品工場でどのような業務を担当し、どのように活躍しているのかを紹介します。

ぜひ、あなたが働く姿を想像してみてください。

筆者のイメージイラスト

自己紹介させて頂きます。コテツと申します。

化粧品工場での25年以上の勤務経験があり、その中でも中小規模の工場での豊富な経験を持っています。工場長としても活躍し、この業界の魅力や仕事の流れを、多く学び取ってきました。

化粧品工場で働くことは難しいことではありません。テレビCMで名を聞く大手企業の工場はごく一部であり、日本に存在する多くは中小規模の化粧品工場です。

あなたが未経験者であっても、活躍する機会がたくさんあることをお伝えしていきます。

本記事のサポート役として、同じ工場で働いていた妻が登場します。

妻

よろしくお願いいたします。

さぁ、化粧品工場で活躍する、自分を想像しましょう。

女性が活躍する化粧品工場の現場

容器に保湿クリームの入っている写真

化粧品工場は、パートスタッフを含めると、男性よりも女性の数が多い職場となります。

化粧品に限らず他の業種でも工場で活躍する女性は勿論多く存在します。

しかし、他の工場と比べても、女性が愛用する化粧品を製造するだけに、女性の活躍の場が多いと私は感じています。

だからといって化粧品工場すべての仕事が、女性向けだとは思っていません。

女性が活躍する業務と、女性のかかわりが少ない業務を、実際に働いている女性たちの姿から、解説したいと思います。

化粧品工場の仕事と環境

最初に化粧品工場が、どのような環境で、どのような身なりで働いているのか映像でご確認ください。

衛生管理のしっかりとした化粧品工場のyoutubeを引用させていただきました。

⇧参考動画、ミックコスモチャンネル/【大人の社会見学】たった60秒で分かる!化粧品ができるまで!https://www.youtube.com/watch?v=f01WE-KSnJc

化粧品工場の仕事は、様々な担当に分けられています。例えば、原料の管理や、ライン作業の管理などがあります。

工場の規模や扱う化粧品の種類により、業務内容や役割の分担は工場ごとに違いがあります。しかし、基本となる構造は、同じと考えて間違いありません。

化粧品工場全体の基本業務を説明しています。是非ご参照ください。

化粧品工場の各部門で活躍する女性たち

男女関係なく、工場での仕事の流れとそれに伴う基本的な部門(担当業務)の内容をまず最初に紹介します。

妻

「化粧品工場って、こんな感じか……」と、先ほどの映像と合わせて感じてください。

部門によって、女性の割合は異なる場合がありますが、活躍の多い部門から紹介します。

これは私の経験を基にまとめたもので、大規模な工場よりも、中小規模の工場に当てはまる内容だと思います。

基本業務による仕事の流れ

化粧品工場の仕事の流れと、その仕事を担当する部門、そして基本的な業務内容を表にしました。

1番左の縦ラインが「工場の仕事の流れ」。その右が担当する「関連部門」。そして、1番右側が、その部門の「業務内容」となります。

工場の流れ関連部門(部)業務内容
注文を受ける
生産計画を立てる 生産管理希望納期、必要資材の状況などを確認しながら計画を調整する
原料の手配原料管理バルク製造に必要な原料の手配
充填包装資材の手配資材管理充填包装に必要な資材の手配
原料、資材の検査品質管理原料、資材の受け入れ検査
バルク製造作業 バルク製造原料を調合し化粧品の中身を作る
バルク検査品質管理化粧品の中身の検査
充填・包装作業充填・包装化粧品の中身を容器に充填、
箱などに詰め製品として完成
製品の検査品質管理製品の検査
注文先に製品を納める入出庫納品日時、場所などを確認し製品出荷
妻

次に女性が多い担当部門が、どんな内容か紹介しますね

充填・包装(梱包)

私が経験した工場において、「充填・包装(梱包)」部門で多くの女性が正社員として活躍していました。

この部門の主な仕事内容は、ライン作業の管理です。

ライン作業とは、「充填」と「包装」の二つの主要な作業から成り立ちます。

まず「充填」は、クリーンルーム(細菌や塵が極力入らないように管理された部屋)にて、化粧品の中身を容器に詰める作業をします。次に「包装」は、詰められた容器を箱などにパッケージングする作業をします。

例えば、小規模な工場で生産ラインが1つだけでも、充填側と包装側それぞれに、少なくとも1人ずつの正社員が必要になります。

この合計2人以上の管理者の中には、必ずと言っていいほど女性が含まれていました。

そして私の理想の組み合わせは、男性が「充填」の管理を行い、女性が「包装」の管理を行うというものでした。

女性は、パートスタッフとのコミュニケーションや作業中に発生する容器や箱の傷や汚れのチェックに長けています。一方で、充填機械などの機械の扱いに関しては、男性の方が得意なケースが多いと感じていました。

それゆえ、充填側では機械の管理を含む業務を男性社員が担当し、一方で包装側では細やかな作業工程とパートスタッフとのコミュニケーションを女性社員が担当する。このような分担とすることが多かったです。

妻

ライン作業のパートスタッフは、ほとんど女性のことが多かったから、管理者が女性の方が、話しやすいことは多いですね

ライン作業を管理する「充填・包装」の仕事を詳しく確認したい方は、ご参照ください⇩

充填作業、その機器類を扱い作業する機械オペレーターについて確認したい方は、ご参照ください⇩

https://riverropeblog.site/filling-operation/

品質管理

品質管理は、男女関係なく特別な知識や経験を必要とする仕事です。実際に私が見てきた中では、この部門で働いている女性がたくさんいます。

品質管理のリーダーや、そのメンバーが、全員女性というケースも知っています。

なによりも消費者としての目線を持っていることが、品質維持に繋がっていることは間違いないでしょう。

しかし、品質管理の業務は多岐にわたり、他の部署よりも様々な内容を取り扱います。

「女性の目線」だけでなく、そこに化粧品の「知識」と「経験」は必要になります。

私が知る限りでは、ライン作業のパートスタッフを、品質管理の正社員としてスカウトすることもありました。

私が伝えたいのは、経験と知識が採用の条件として優遇されるわけですが、未経験であるから採用されない訳でもありません。

未経験で採用した女性が活躍しているのを、私は見ています。

工場で製造する全ての品質を管理する「品質管理」の仕事を詳しく確認したい方は、ご参照ください⇩

妻

化粧品以外の業種であっても食品などの品質管理の経験があれば、かなり優遇されます。それこそ医薬品などは工場を管理する法律なども類似しており、医薬品での品質管理の経験は、経験者と考えることが多いでしょう。

化粧品以外の類似した業種から、もしくは、まったくの未経験であっても、化粧品工場で活躍できる理由を解説しています。ご参照ください⇩

バルク製造

化粧品の中身を作ることを担当する部門です

具体的には、原料を量り、装置に投入する作業などがあり、力仕事となることが多いです。

しかし、私が働いてきた中で、2つの工場に女性がいました。彼女たちが担当していたのは、「秤量」つまり原料を量る仕事でした。

1つ目の工場では、バルク製造の仕事を志願し、アルバイトとして働く女性がいました。彼女は小柄な体格ながらも体力に自信があり、黙々と原料を計っていました。

2つ目の工場では、正社員として働いていた女性がいました。彼女は主に、精密な秤量作業を担当していました。色素や香料、植物エキスなど、1g~100g程度の内容を専門で扱っていました。

また、彼女は書類の作成や整理、パソコンへのデータ入力なども行っていました。

繊細な仕事に女性が必要だったということです。

妻

バルク製造は、ちょっとノリが体育会系かと感じます。学生時代の部活じゃないですが、女子マネージャ的な存在として、女性1人いると、バランスがいいです。

化粧品の中身を作る「バルク製造」の仕事を詳しく確認したい方は、ご参照ください⇩

原料管理

原料を管理する部門の主な役割は、在庫管理と必要な原料の発注、そして中小規模の工場では入庫した原料の整理も仕事の一部となります。

そのため男性が担当する場合が多いです。

女性がこの部門で働く場合は、在庫のチェックや発注の情報をパソコンに入力するなどの事務作業が主です。

私の経験上、正社員として原料管理部に所属する女性はいませんでした。

原料の片付け作業には、18kgほどの一斗缶や20kgの袋入りの原料など、重量物を扱うことが多いため、力仕事になります。

そのため、女性が主体となることは少ないです。

妻

重たい原料を量る。重たい原料を運ぶ。女性が活躍しやすい仕事ではないですね。

資材管理や入出庫管理

資材管理は、ライン作業で使用する容器や包装箱などの素材を管理しています。

原料に比べれば、重たい物を取り扱うことも少ないため、資材に特化した管理部門であれば、女性が活躍しているのを見ています。

資材管理の主な業務は、在庫のチェックや新たな資材の受け入れ管理です。したがって、パソコンへのデータ入力といった事務作業が日常的に発生します。

一方、入出庫管理では製品の出荷作業が多くあります。そして、会社の規模によっては、この部門の仕事を資材管理が兼任することもあります。

製品の出荷業務は重労働であることが多いです。女性も入出庫管理で働いていますが、データ入力や伝票の作成などが多いでしょう。

生産管理部門

生産管理は、受注した商品を、どのように工場内で生産するか計画する部門です。

私の知る限り、この部門で女性が働くことはなかったです。

生産計画を立てるという作業は、工場内の全ての仕事について精通する必要があります。特に中小規模の工場では、工場長が生産管理の仕事を兼務することも珍しくありません。

私は化粧品工場の女性工場長を見たことがないので、生産管理の椅子に座る女性も少ないかと思います。

ただし、受注を受けてから製品の納期を予測する主要な作業は、「充填・包装」ともいえます。

そのため、ライン作業を生産計画通りに動かす能力は、生産計画を組む能力にもつながります。

「充填・包装」に長けているということは、ゆくゆくは「生産管理」として活躍する可能性もあるということです。

「充填・包装」に長けている女性社員は何人かいます。

生産管理で働く女性を見る可能性はあります。

妻

生産管理は外部とのやり取りや、自社の営業とのやり取りが多いです。
営業の人って工場のことを知らない癖に、結構無理な事を言ってくるイメージが私はあります。
その辺の複雑なやり取りは男性に任せたいと私は思っちゃいます。

化粧品工場で働く理由を聞いてみた

工場の作業する従業員

私が働く化粧品工場では、「充填・包装」部門のリーダーとして30代前半の女性がいます。彼女はすでに2年もの間、この工場で働いています。

ある日の昼休み、私は彼女と会話する機会があり、化粧品工場を選んだ理由を尋ねてみました。

食品工場のライン作業者から化粧品工場のライン作業の管理者に

彼女の話によれば、以前はお弁当の工場でライン作業をしていたそうです。

1日中、黙々とおかずをお弁当箱に詰めたり、洗浄機から取り出した容器を集めるなどの作業をこなしていました。

ある時、同じく働く年配のパートスタッフから「若いのだから、違う仕事にしてみたら」との助言を受けたと言います。

既に自身の気持ちの奥に新たな挑戦への思いがあったのでしょう。

彼女は新しい職場を探すべく、転職サイトを利用して求人情報を探し始めました。そして化粧品工場で生産ラインを管理するという仕事(充填・包装)に興味を持ったのです。

その結果、その仕事に応募し、採用されて現在に至るまで活躍し続けています。

彼女に、「いまの仕事を辞めたいと思ったことがあるのか」と尋ねたところ、「自分が学んだ知識を使って生産をスムーズに進められることは楽しいし、だから辞めたいとは思わない」と答えました。さらに、「パートスタッフとも良い関係を築けているので、それも辞めたくない理由の1つだ」とも付け加えました。

しかし、そのポジションに到達するまでの道のりは決して平易なものではありませんでした。彼女が入社した数カ月後に、部門のトップであった当時の部門長が退職。その結果、彼女は突然、リーダーがいない状況に直面し、自身の判断で前に進む必要がありました。その過程では間違いも多く辛かったはずです。

そして、彼女は多くの困難や失敗を経験しながらも、パートスタッフと連携を通じて前に進み、わずか2年足らずで部門のトップに立つことができました。

彼女が「辞めたいとは思わない」と答えたのは、私が工場長だからという配慮からではなく、お弁当屋でライン作業をしていた頃と比べて、現在の仕事の充実度、収入の増加、そしてプライベート生活の充実が大きく向上しているからだと私は感じました。

彼女は化粧品工場に来て、大正解だったのです。

女性が働く化粧品工場の魅力とは

他の工場と比べても、女性が働く職場として化粧品工場は魅力的であると考えます。

女性の役割がある

どの職場でも女性の視点は大切ですが、化粧品業界ではその視点が特別に求められます。

化粧品の良さを判断するには、単なる数値だけではなく、見た目や使い心地などの全体的な体験から評価することが重要です。

化粧品への総合的な視点は、女性が持つ強みとも言えます。

化粧品工場は、多くの女性が活躍している場であり、車や電化製品を生産する工場と比較しても、女性の視点や能力が特に重視される職場です。

通用するスキルが身に付く

化粧品工場で身につけたスキルは、他の化粧品工場でも十分に通用します。
例えば品質管理の経験を持つ人は多くの工場から必要とされています。また、生産ラインの管理経験も同様に重要です。

化粧品工場では女性の活躍は珍しくありません。自分のキャリアを向上させ、新たな目標に女性がチャレンジしやすい職場と言えるでしょう。

女性でも高収入を目指せる

男女関わらず部門のリーダーまで到達すれば、その責任にふさわしい収入が得られます。役職がない一般社員と比べても、その報酬額は大きな差となります。

勿論リーダーとならなくても、部内で活躍できる人材であれば評価され、収入アップにつながります。

私が働く工場では高収入の女性は多くいます。

男女同等である

働く環境において男女が同等であることは当然です。
しかし、工場の中でも特に、化粧品工場は男女同等どころか女性に働きやすい環境を提供していると思われます。

場合によっては男性が不便を感じることの方が多いかもしれません。例えば、私が見学した工場では、男性用のトイレが女性用に比べて大幅に少なく、作業現場から遠い場所でした。

化粧品工場で働こうとするなら

考えるしぐさを見せる女性の写真

化粧品工場の仕事に興味があるのなら、次のような事を準備していきましょう。

化粧品工場の仕事内容を確認する

化粧品工場での仕事を始める前に、まずはどのような仕事内容があるのか、確認することが大切です。

それから自分が興味がある仕事、または自分に合っていると思える仕事を探してみましょう。化粧品工場の仕事の内容を何も知らないまま、飛び込んでしまうのはリスクが高いです。

少なくとも基本的な仕事内容についての知識を身につけておく必要はあります。

自分は何がしたいのか

化粧品工場についての知識と情報を集めたら、次は自分が化粧品工場でどの種類の仕事を希望するか、またはどの仕事に自信を持って挑戦できるかといった具体的な仕事内容を定めておきましょう。

また、前職の経験はどれくらい活かされるのか、考えてみましょう。

作っているものが全然違うとしても、工場の環境や設備が似ていることはあります。

以下に前職の経験や、未経験者でも採用の多い仕事などをまとめた記事があります。興味がある方はご参照ください⇩

最終的には働く候補となる工場は、工場見学する。

工場を直接訪れて見学することで、その工場が働きやすいのか多くの情報を手に入れることができます。可能であれば、工場見学を申し込みましょう。

化粧品工場の見学方法や、注目すべきポイントについて説明した記事となります。ぜひ以下のリンクからご参照ください⇩

化粧品工場転職へのステップ

作業をする従業員の写真

化粧品工場の仕事に興味があり転職を考えているなら、情報収集から始めましょう。

当サイトは化粧品工場に関する基礎知識や、私が勤務した工場での事例を多く提供しています。自分がチャレンジすべき仕事であるのか、多くの情報から確認しましょう。

そして、転職する決意と、やりたい仕事が明確であるのなら、おススメするのは転職エージェントです。

転職エージェントであれば、希望条件に基づいて職場を探し、工場見学の希望を伝えたり給与交渉なども代行します。

最初に飛び込む勇気が必要かと思いますが、無料ですし、途中で断ることも簡単です。

転職を成功させるために、勇気をもって進みましょう。

化粧品工場で働くことは難しくはない現実

資生堂やコーセーのような大手企業では、ある程度の学歴や経験を求めることもあるでしょう。

しかし、日本国内には数千もの中小規模の化粧品工場が存在します。

これらの工場では、多くの職種から正社員の雇用機会が設けられています。もし化粧品工場で働くことに魅力を感じるなら、それは新しい可能性を開くステージとなるかもしれません。

思い切って一歩踏み出し、そのチャンスを掴んでみてはいかがでしょうか。

妻

新しい仕事へのチャレンジを応援します!

ぜひ頑張ってください。

最後までお読みいただきありがとうございました。