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Amazon倉庫のバイト(派遣)は決して悪いものではありません。
時給も良いですし、仕事は単純なものが多く、自分がやるべき仕事が何であるか理解しやすいです。
服装は自由だし、食堂のメニューはどれもおいしく、そして格安です。
髪色も自由で、レインボーカラーでも、誰も注意などしません。
「だったら、良いことばかりじゃん!」
いえいえ、そうは言いません!
私が体験した、心が折れそうなこと6選、ご賞味ください。
Amazon倉庫の仕事って、どんな?
Amazon倉庫(FC)には多くの作業内容が存在し、そして多くの人が働いています。
私も1年間働きましたが、ネットで騒がれているほどに、「きつい!」仕事ばかりだとは、まったく思いませんでした。
コミュニケーションを取る必要も少なく、複雑な作業が多いというわけでもありません。私にとっては「普通に働ける」感じでした。
とはいえ、なにもかも快適かといえば、そんなことはありません。
「辞めたい!」の、気持ちが沸き起こってしまったことを、紹介します。
⇩Amazon倉庫の採用から仕事内容については、下記の記事をご参照ください。
絶望的な時間経過
別にカウントダウン形式ではありませんが、「第一位!」の原因が「絶望的な時間経過」でした。
気持ちのカウントダウン
時間の経過が恐ろしく遅く、私には辛いものでした。
私が担当してのは、入荷した商材を棚に並べる作業でした。
棚入れ作業にもいくつかの種類があるのですが、基本的に時間の経過が恐ろしく遅く感じます。
いくら棚に商品を入れても時間が経過しない
折り畳みのコンテナに入った多くの商品を棚に収めるのですが、1つの商品を棚入れる作業なんて、数秒で終わります。
棚の場所を探すとか、サイズを確認するなどの工程があるにしても、10個入れても1~2分しか経過していないこともザラです。
例えば、パッパッと100個の商品を効率よく棚に入れたとします。「俺にかかれば、こんな仕事楽なものだぜ」などと、若干の優越感と共に時計を覗くと、15~20分しか経過していない。
1日に8時間、労働するのであれば、仕事を終えてAmazon倉庫の門をくぐって帰宅に向かうまでの道のりはあまりにも長く感じます。
「さすがに1時間は経ったかな…?」と感じて時計を覗いたら、「まだ、20分しかたってねぇ!」と、絶望の嵐の中で悶えていることはよくありました。
まさに、「気持ちが折れた!」と感じるわけです。
仕事内容や、人によって感じ方は違うはずですし、時間経過を感じにくい仕事も、あるはずです。
しかし、
- 商品を棚に入れる
- 商品を棚から取り出す
- 商品を箱などに梱包する
このような仕事が多くあるので、自分であれば適しているのか、考えてみてください。
絶望する気持ちを入れ替える方法
「時間が経過しない絶望感」を感じたとはいえ、私は1年、Amazon倉庫で働きました。
もちろん、この「絶望感」は、時間ばかり気にしてしまう作業者の気持ちの問題です。
時間を気にしないで済む方法は、私の場合は次のようなものでした。
他の作業者と話す
コミュ苦手な私には、勇気のいる行動となりますが、話し相手を作ると、気持ちが変わります。
歩き回る作業であれば、すれ違う時に。また、決められた作業スペースであれば、商品を補充に来る人など、人との関りが他の業種と比べ少ないとはいえ、まったく人と関わらないわけではありません。
少しでも誰かと会話ができると、気持ちや、思考が入れ替わって、時計をあまり気にしなくなります。
ただし、「人と会話したくない!」このような人が多い職場なので、「俺に話しかけるなぁ~」の雰囲気を出してる方は、やめましょう。
コミュニケーション取るほうが悪
はっきり言って、コミュ障が多い職場であると感じました。私も苦手なタイプではありますが、そんなレベルではない強者も多くいます。
コミュニケーションを取るのが「悪」、と言わんばかりの方々との接触が、少しずつですが、辞めたい気持ちのゲージを上げていきます。
きっと、amazon倉庫で働いたら、あなたも感じるでしょう。
威嚇する獣の目つき
Amazon倉庫で働き始めの頃は、職場の雰囲気も、仕事内容も、わからないことが多いのは当然なはずです。とりあえず「おはようございます」とか「お疲れ様です」などの挨拶をし、また、どうしても作業内容がわからず、近くの作業者に尋ねることもあります。
しかし、声をかけると、もの凄い目つきで威嚇されることが、あります。
「目は口ほどに物を言う」とは、まさにこのことで「話しかけんじゃねぇ!!」と、目で訴えかけられます。そして、ガン無視、当然ながら嫌な気持ちで頭がいっぱいになります。
もちろん、ごく一部の方だけではありますが、同じ倉庫で働いていれば見かけることはあるので、その度に嫌な思いが心に充満するわけです。
それがきっかけで「辞めよう」とは、ならないにしても、「ずっとは働けないな…」と、思うことはありました。
Amazon倉庫は働きやすい条件も多いのですが、同じ立場の作業者からの「威嚇の目つき」は覚悟しておきましょう。
コミュニケーションが苦手でも、挨拶ぐらいはしておくとよい理由
「だったら挨拶しなきゃ、いいんだ!」思いますよね。いやいや、そうとも言えません。
挨拶ぐらいはしておいて、深い付き合いなどなくても、広く浅く付き合っていれば、ちょっとわからない作業内容を聞けたり、ちょっとした気持ちの休憩として、雑談できる相手が見つかったりします。
威嚇してくる人もいますが、もちろん、一番多いのは普通の方々です。
仕事が円滑にいかない
仕事が止まるのが、嫌でした。私のように「せっかち」限定の話かもしれません。
amazon倉庫は他の仕事と比べても一人一人の役割は明確です。自分が何をしてよいかわからず、ボーとしていることは少ないです。
だから余計に感じたのかもしれませんが、仕事が止まって、することがないのがストレスでした。
仕事もなければ誰も来やしない
amazon倉庫は多くの仕事が存在します。商品が入荷して、それを処理する。また、在庫商品から出荷準備をする。
セールなどのイベントも多くあり、その作業の忙しいタイミングは、仕事内容で差が生じます。
どこかの作業が忙しくて追いつかない状況もあると、当然、どこかの作業は商品不足で暇になることもあります。Amazonも、そのバランスを取っているはずですが、注文状況などは予測がつかないこともあります。
確実にいつもより商材が少ないと、ゆっくり作業を進めたところで、そのうちに手が空きます。
作業者の全員が手が空いているならまだしも、自分の担当だけがヒマであると、なんとも気まずく嫌になります。
そんなときは、上長である指導者の方に尋ねても、「ちょっと待ってて」と言われるだけで解消されないこともありました。
何もしないことが、ストレスになるか、ならないかは性格によるかもしれませんが、私は嫌でしたね。
その状況は把握されているから大丈夫
Amazon倉庫の仕事はシステムで管理されています。ノルマのある作業も多く、少なくともサボっていることはすぐにばれてしまいます。
だとしたら、仕事が止まってしまったら、サボっていることになるの?
さすがに、それはないようで、Amazon側も把握しています。
そこは心配無用ですね。
なぜ、後から来た新人が時給が高い
時給の差は所属する派遣会社でも差はあるかと思いますが、短期募集のアルバイトは、時給が高い時がよくあります。
どうしても多くの作業者の欲しいタイミングにて、時給を上げて人を雇うのは仕方のないことかもしれません。
しかし、普通に考えたら納得できない話です。
仮に、他の仕事を正社員として働いていて、新人社員のボーナスが、経験のある自分よりも高かったら、これは怒りますよね。
Amazon倉庫では、仕事を覚えたての新人作業者が、3カ月などの期間中は、ベテラン作業者よりも稼ぎが良いことがあるわけです。
割り切れないのなら、他の仕事を検討すべき
短期アルバイトの募集が、時給が高いのであれば、一旦辞めて、別の派遣会社で短期アルバイトの募集を受けようと考えるかもしれません。しかし、Amazon側は辞めた人を把握しているため、派遣会社を転々とするのは好ましくありません。
また、仕事を覚えたのに、別の派遣会社で新たにAmazon倉庫で働くとなると、違う仕事を一から学ぶ可能性が高くなります。新しい仕事を覚える苦労を繰り返すのでは、いくら時給が高くても、割に合いません。
「新人の時給が高い」という割り切れない思いが強いのであれば、Amazon倉庫の仕事というよりも、正社員として、別の仕事探しを検討すべきでしょう。
「仕事ができるほうが、給料が高くて当然だろう!」
そう感じる方は自分の経験や、やりたいことを生かすために、就職活動をしてみるのも良いかもしれません。
ちなみに、私は、正社員として働いていた工場が閉鎖したため、Amazon倉庫でアルバイトをしていました。もう一度、自分の経験を生かせる仕事を探して、再び工場に就職しました。
仕事の内容や給与など、とりあえずキャリアアドバイザーに過去の経験も含めて、相談しましょう。高収入で、自分に向いてる仕事があるかもしれません。
同じ業界出身アドバイザーに相談
セキュリティーが空港と一緒
「ここは、空港なのか!」、叫びたくなるような盗難防止を主とした検査があります。
空港の「保安検査場」と、同じように金属探知が反応するとブザーが鳴り、別の場所で検査員が、改めて金属探知機を当てながら、服や靴の中などを調べます。
休憩時間となり、早く休憩したいと気持ちがはやるときに「ブー!」となったりすると、最悪な気分です。
休み時間や帰宅がスムーズにいかない理由
Amazon倉庫(FC)ですから、数階建ての広いスペースです。一緒に作業するバイトの方が、こんな事を言っていました。
「いつも1階で働きたい」
その理由は、金属探知機を通る検査場が1階にあり、渋滞となるからです。
検査は空港と一緒です。検査場にある金属探知機のゲートをくぐり抜ける前に、持ち物をすべてカゴに入れます。
携帯電話、腕時計、メガネ、財布など、カゴに入れゲートを通し、その後に人も通ります。
クイズ番組の不正解のように「ブー」となってしまえば、ゲートから外れた場所で再検査です。
こんな状況ですから、多くの作業員で混み合います。
最初の頃は緊張もあったので、あまり感じませんでしたが、慣れてくると非常に面倒です。
「いつも1階で働きたい」の、気持も理解できるほどに、面倒なわけです。
ゲート通過で、おすすめ商品
仕事を終えた体がつかれた状態で、「ブブー」と鳴るのは、結構ストレスです。
金属を身に着けないように気をつけましたが、私はベルトをしないとスボンが落ちてしまうので、ゲートを通る前にベルトを外す必要がありました。
外して、ゲートを通って、またベルトをスボンに通す。さっさとその場から立ち去らないと、より渋滞を引き起こす状況ですから、たかがベルト通しもフレッシャーを感じながら素早くこなす必要があるのです。
そこでおすすめなのが、金属を使用していないベルトです。バックルも樹脂製なので問題ありません。
どこで購入できるのかお教えしましょう。もちろんAmazonです。
金属不使用ベルト、で検索!
作業内容が難しいと最初は不安になる
自動化された最新のコンピューターシステムで管理されているだけに、作業内容によっては、その手順がわかりにくいと感じることもあります。
システムからの指示で作業をし、その作業内容をシステムに返す。例えば商材のバーコードを読み取って、指示された棚に収める。そして、その棚のバーコードを読んで、棚に収めた情報を入力する。
バーコードを読み取る端末や、コンピューター画面など、パソコンなどの機器類が苦手な方には難しいと感じることも多いはずです。
ほとんどの作業員ができている
とはいえ、徐々に覚えてしまいます。私も50代半ばの、工場勤務の多かったパソコン苦手タイプです。
しかし、4〜5日作業していれば、覚えてしまうことがほとんどでした。
ガラケーを愛用している60代も働いています。
やるべきことはメモを取る
ともかくAmazon倉庫で、ストレスや不安を溜め込まずに働くコツは、メモを取ることです。
あれだけ最新のコンピューターシステムで管理されたAmazonで働いていると、メモを取るなどナンセンスに感じるかと思いますが、あなたを助けてくれるのは「メモ」です。
指導する側も、メモを取ってくれる方が安心します。
Amazon倉庫に仕事に行くなら、携帯電話以上にメモ帳は忘れるな!
私は思います。
Amazonは楽なアルバイト
結論から言うと、働きやすい職場です。
多くの仕事があるので、一概には言えませんが、複雑な作業や、コミュニケーション能力の必要性は少なく、作業環境も悪くないと私は感じました。
前職の工場が閉鎖となり、とりあえず飛び込んでみたAmazon倉庫ですが、1年続いたのは、難しい仕事ではなかったということです。
辞めていく人も多く見ました。しかし、辞めていく人の多くはAmazonの仕事が合わないというよりは、倉庫のアルバイトが合わなかったのだと思います。
この記事を読んで、少しでも「できそうだな…」感じたのなら、Am,azonで働いてみてもいいのではないでしょうか。
軽い気持ちでOKかと思います。
私のようにね。
最後まで読んでいただいたあなたに、幸せあれ!
私がいま勤める化粧品工場の仕事に興味がある方は、こちらを是非お読みください。