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仕事を辞めるとは、良いこと、それとも悪いことでしょうか。
今どき、転職するなど当たり前のことです。新しい職場で働く判断をしたのなら、今の仕事を辞めるのは当然です。
しかし、繰り返す転職により、どんどん息が苦しくなる。あのときの退職から、自らの首を絞め続けている。そのような方もいます。
- 責任から逃げて「私の仕事ではない!」と主張し退職した人
- 自ら行動できずに上長をイラつかせて、居心地が悪くなった人
- 部署異動が納得できずに退職したが、辞めたことを後悔する人
これらの事例を紹介します。
仕事をやめたい!転職したい!その前に他人の退職事例から学べることがあるかもしれません。
ぜひ参考としてください!
自己紹介させて頂きます。コテツと申します。
化粧品工場での25年以上の勤務経験があり、その中でも中小規模の工場での豊富な経験を持っています。工場長としても活躍し、この業界の魅力や仕事の流れを、多く学び取ってきました。
化粧品工場で働くことは難しいことではありません。テレビCMで名を聞く大手企業の工場はごく一部であり、日本に存在する多くは中小規模の化粧品工場です。
あなたが未経験者であっても、活躍する機会がたくさんあることをお伝えしていきます。
最後までお付き合いください。
やりたい仕事に就くためにプロに相談!
化粧品工場の仕事内容から退職の背景を知る
これから紹介する退職事例の登場者は、化粧品工場で働く人達です。
引用させていただいた動画では、化粧品工場の仕事内容を紹介しています。
動画を見ることで、退職していった人達の背景が見えるかと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=f01WE-KSnJc
⇧参考動画、ミックコスモチャンネル/【大人の社会見学】たった60秒で分かる!化粧品ができるまで!
化粧品工場の、具体的な仕事内容に興味がある方は、下記の記事をご参照ください。全体業務をわかりやすく説明しています⬇
後悔するな!退職の実例から学ぶ教訓
仕事を辞めるきっかけとなり得たエピソードなども含め、実際に私が見てきた方々を紹介していきます。
ほとんど方が「こんなことで辞めてしまうのか・・・」と感じた内容です。
繰り返す転職は自分の価値を下げてしまいます。
これから紹介する事例を、あなただったら乗り越えられるのか、よく考えてみてください。
退職事例その1「私の仕事ではない」
最初の退職事例として、Aさんのエピソードを紹介します。
勤務: 化粧品工場 (正社員)
名前: Aさん
担当: 品質管理
性別: 女性
年齢: 20代後半
退職のきっかけ: 本来自分の仕事ではないと感じた
もともとの部門のリーダーが辞めてしまい、Aさんはそのリーダーの役割を引き継ぐことになりました。経験は積んでおり、品質管理として様々なことを判定するスキルを持っていたものの、自分自身で判定結果を出すことを嫌っていました。
工場長である私に、「これどうしますか?」とすべての判定を聞くので、私はこう言いました。
聞くにしても、自分の判断を先に伝えて欲しい、『私はこう判断したので、これでいいですか?』と聞いて欲しい
その後、Aさんは私に確認せずに自ら現場に行くようになりました。例えば、化粧品の中身の合否であれば、作った担当者に聞くのです。
結局それは、自分ではない人から「合否」の判断を貰い、責任を回避していました。
もう一度アドバイスしました。
化粧品を作っている本人が、その作った化粧品の良し悪しを判断するのではなく、品質管理が判断をするものだ。
数か月後には辞めてしまいました。
Aさんが「仕事を早く辞めたい」と考える背景
「私の仕事ではないから責任は取れない」そのような思考は、自分を追い詰めることになるでしょう。
どんな仕事でも役割と責任はあります。そこを避けたいと考えるのは、現実逃避なのです。
もし間違えたのであれば、その対策として、私から指示を出すことができます。間違えることは良くありませんが、その恐怖にとらわれすぎても前に進みません。
辞めるぐらいの決意があるなら、失敗を恐れずに進んでいく決意を持ってもよかったと感じます。
役割の理解と仕事の考え方
- 自分の役割と仕事の目的を理解し、そして解決できない時は相談することが重要。
- 仕事は、経験を積むことで自信がつくと理解する。
- 新しいことに挑戦しないと、成長が止まり仕事が辛くなるだけ。
必要な仕事と優先順位を考えていくことで、業務に問題はなかったはずです。
もちろん、退職して新しい仕事で自己実現ができていれば、その選択は正解だと言えます。
しかし、新しい職場で1から始めるのも大変なことです。給与などの条件が悪くなることもあります。自分自身の考え方やスキルの問題なら、「転職」が必ずしも答えとは限りません。
仕事を辞める 事例その2、パワハラ?
仕事を辞めた2つ目の事例を紹介します。
勤務:化粧品工場(正社員)
名前:Bさん(仮名)
担当:バルク製造 性別:男性 年齢30代前半
退職のきっかけ:上長によるパワハラが原因
「バルク製造」という化粧品の中身を作る部門の話です。
Bさんから、パワハラを受けていると相談を受けました。パワハラの線引きは難しいものですが、今回はパワハラとして対応しました。
Bさんからは、「仕事中に怒鳴られるのが嫌だ」という相談でした。その後、パワハラをしている部門長を呼び出し、話を聞きました。
部門長は、Bさんのやる気が見えないことがイライラの原因で、結果として怒鳴ってしまうようです。
Bさんは入社してから1年以上経過していますが、仕事に対しては完全に指示待ちの姿勢で、自発的に行動することはありませんでした。
私は部門長に対して、Bさんに対して「怒鳴らない」ようにと指示しました。
そして、Bさんにも部門長が怒鳴る理由を説明しました。その上で、以下のような指示を出しました。
仕事の状況を見て自発的に行動すること、そして「報告、連絡、相談」をしっかり行うこと。
受け答えがしっかりしているBさんは、話をしたときは理解している様子でした。しかし残念なことに、その後の姿勢も変わることはありません。
そのため、今度は部門長からの愚痴が、私に対して増えました。
何度か現場に入ってBさんと一緒に仕事をしましたが、結局、部門長とのコミュニケーションが不足していることが問題の原因です。
Bさんは「指示を受ける立場である」という考え方が強かったようです。
結局、Bさんは退職を選択しましたが、同じ業種に転職するとしたら、同じ問題が再発する可能性が高いでしょう。
Bさんが「仕事を辞めていい」と考える背景
彼の前職も同じ化粧品の「バルク製造」で、しかも有名ブランドの工場でした。同じような理由で転職を繰り返した可能性があります。
本人も、コミュニケーションをあまり必要としない職種として、この仕事を選んだのだと思います。ただし、必要な情報を上司に伝えるという業務の必要性は追求することが必要です。
このようなことで、安易に「仕事を辞めていい」と考えるのであれば、転職の数だけリスクとなります。
役割の理解と仕事の考え方
- 頼まれた仕事は、その結果を返すことが大切。
- 同じことばかりをやっていると能力は低下する。
- 嫌なことを避けても、楽にはならない。
コミュニケーションが苦手であっても、部門長との「報告、連絡、相談」は避けてはいけません。Bさんが部門長に積極的に声をかけていたならば、辞める必要はなかったと思います。
指示された仕事を半分程度こなしたら「これでいいですか」と部門長に確認を取ることを勧めましたが、実行されなかったようです。
部門長も相談されれば、部下に対する責任感を改めて実感します。その結果、2人の関係性はよくなると考えていました。
愛想よくする必要はありませんが、自分の役割と責任を考えて「報告、連絡、相談」を適切に行えば、辞めることはなかったと思います。
退職後に後悔した人の現実!実例から学ぶ
次は、退職後に元の職場が気になる方の話です。
安易に退職を決意したが、次の仕事でも同じような問題があったのだと思います。
結果として、退職したことを後悔し、辞めた職場に戻りたいと考えるわけです。
退職を後悔する!戻りたいCさん
勤務:化粧品工場(正社員)
名前:Cさん(仮名)
担当:バルク製造 性別:男性 年齢20代後半
退職のきっかけ:充填・包装部門からバルク製造部門へ移動
Cさんが退職した理由は、他の部門に異動となった不満でした。
化粧品を作る「バルク製造」に異動が決まった瞬間から、Cさんの不満は溢れ、新しい仕事に真正面から取り組む意志は見えませんでした。
積極的に仕事に取り組まないCさんに対し、怪訝な顔で仕事を指示する他の社員とのやり取りは、空気がこわばるものでした。
彼らの間には、言葉を超えた緊張感が漂い、それがCさんの心にさらなる不満として蓄積されていきます。
溢れ出すほどに詰め込まれた不満は、ついに退職を決意することとなったのです。
Cさんは別の仕事を見つけ、退職しました。しかしながら、1年も経つ前に元の職場を訪れ、工場周辺を彷徨って誰かに会うと話しかけています。
新たな職場での仕事は半年も続かず、Cさんは現在、無職のようです。
「ここで働いていた方が良かった…」とつぶやき、自分はいつでも元の職場に戻れることをアピールしているように見えます。
異動をきっかけに退社した結果
Cさんの場合、異動先で努力するべきだったと思います。
新しい仕事を任されるとは、不安も不満もあるかと思います。もともとの仕事から外されたと考えたら、やる気など失ってしまうものです。
しかし、そこで得られるものは、あなたの将来にかならず役に立つキャリアです。
経験は決して無駄にはなりません。むしろ、違う仕事の知識を身につけることで、あなたは成長を加速させ、どんな仕事でも楽にこなせる能力を身に着けた可能性があります。
新しい仕事への挑戦と情報収集
今の仕事に不満があり、新しい仕事に希望を持つことは決して悪いことではありません。どうしても合わない仕事や、最悪の人間関係、過酷すぎる労働環境など、転職が正解であることも、当然あります。
しかし、「不満」のない仕事など、ないと考えましょう。
- 別の仕事を選んでも、根本的な解決にはならない。
そこは、よく考えましょう。
それでも転職する気持ちが揺るがないのであれば、それはあなたにとって、最善の選択肢だと思います。
そして、転職するなら、誰かに相談することも必要です。
家族や恋人にも話してみましょう。そして、あなたの経験を活かしてくれる転職アドバイザーにも相談です。
「合う仕事」を、見つけるためには、きっちり情報を集めましょう。
同じ業界出身アドバイザーだから相談できる!
仕事から逃げても楽にならない理由
ずっと同じ仕事をしていると、感覚が鈍り、「このまま続けて良いのか?」と不安になることがあります。
それは現状を改善しようとせず、楽な道に逃げたいという意識があるからです。
楽に仕事をしたいなら、成長するしかありません。成長することで、自分が進むべき道が見えてくる。仕事の主導権を自分で握ることが出来るのです。
この仕事には、自分が絶対に必要だ!
そう思えるまで、仕事と向き合ってみましょう。
そして転職を考えることも間違えではありません。ただし、転職しても「良いこと」と「悪いこと」は、あるということです。
新たな仕事で活躍する新人の仕事ぶりをまとめた記事があります。苦労しながらも、仕事を学んでいく過程をこの記事で思い出してみてください⬇
最後までお付き合いいただきありがとうございました。