包装ラインと違う!化粧品の中身を作る仕事が「黙々と働けて楽」な話

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包装ラインと違う!化粧品の中身を作る仕事が「黙々と働けて楽」な話

「工場勤務」と聞くと、どんなイメージを持ちますか?

ベルトコンベアの前で、一日中同じ動作を繰り返すライン作業?

それとも、厳しいノルマに追われる肉体労働?

もしあなたが、「自分はいい加減な性格だから、厳しい規律や複雑な人間関係は無理だ」と感じているなら、一つだけ知ってほしい職業があります。

それが、**化粧品工場の「バルク製造(中身を作る仕事)」**です。

正直に言います。私も「いい加減な性格」です。面倒な人間関係は大嫌いですし、細かい気遣いも得意ではありません。

それでも、化粧品を作るこの仕事は25年以上続けられましたし、工場長として工場を任されたこともあります。

「なぜか⋯!?」

それは、化粧品の中身を作る仕事が、人間関係が少ない「精神的に楽な仕事」だったからです。

この記事では、中小規模の化粧品工場で現場を知り尽くした私が、包装ラインなどの他部門とは全く異なる「製造担当」のリアルな魅力と、精神的に「楽」な3つの理由を解説します。

今の仕事に息苦しさを感じているなら、ぜひ選択肢の一つに加えてみてください。


化粧品工場全体の仕事と「製造担当」

本題に入る前に、少しだけ工場の仕組みをお話しします。

「化粧品工場」と一口に言っても、その代表的な仕事内容は2つに分かれます。

  1. 充填・包装(仕上げ)
    • 完成した中身を容器に詰め、箱に入れ、製品にする仕事。
    • ベルトコンベアを使用したライン作業が主。
    • 多くのパートスタッフと連携が必要。
  2. バルク製造(中身作り)
    • 原料を釜(タンク)に入れ、攪拌し、クリームや化粧水を作る仕事。
    • 原料の計量や投入に伴う力作業が発生します。
    • 製造装置を単独で操作することも多い。

多くの人がイメージする「化粧品工場の仕事」は❶のライン作業ですが、私が長年続けたのは❷の「中身を作る仕事」です。ここには、他の部署にはない独特の「居心地の良さ」があります。

では、なぜ私がこの仕事を「楽」だと感じたのか。その3つの理由を深掘りします。


理由1:作業がシンプルで「迷わない」から楽

働き始めた当初、私が任されたのは「秤量(ひょうりょう)」という仕事でした。

これは、化粧品のレシピ(処方)に従って、必要な原料を必要な分量だけ計り取る作業です。

「計るだけ」が生む精神的余裕

新人の頃は、いきなり複雑な機械操作を任されることはありませんでした。

目の前にあるのは、原料が入ったドラム缶や一斗缶、そして秤(はかり)だけ。

「指示された原料を、指示された数量で計る」やるべきことはこれだけです。

営業職のように「どうすれば売れるか?」と悩む必要もなければ、接客業のように「お客様の顔色」をうかがう必要もありません。

自分の役割が明確で、「次に何をすればいいのかわからない」という不安が一切ないのです。

工場が扱う化粧品の種類や規模で、新人の仕事内容に違いがありますが、基本的に単純作業が多いです。

体力的にはきついが、悩みはない

しかし、体力的にハードな場面が多いです。

液体原料が入った一斗缶は18kg〜20kgの重さがあります。それを持ち上げ、計量し、運ぶ作業を繰り返せば、最初は腕や腰が筋肉痛になるでしょう。

しかし、不思議なことに精神的な疲れはほとんどありませんでした。

体を動かして、目の前の作業を淡々とこなす。

「いい加減な性格」の私にとって、迷いようのない単純作業は、負担の少ない時間だったのです。


理由2:人間関係が希薄で「関わらない」から楽

仕事のストレスの9割は「人間関係」だと言われますが、化粧品の製造担当(バルク製造)は、この悩みが少ないと言えるでしょう。

「バルク製造室」という聖域

化粧品の中身を作る部屋(バルク製造室)は、衛生管理上、外部とは隔離された空間です。

一度この部屋に入ってしまえば、そこは自分たちの城。

  • 他部署の人が入ってくることはあまりない。
  • 事務スタッフや工場長ともあまりかかわらない。
  • 電話対応も内線がたまに来る程度。

私が現場担当だった頃は、朝礼以外で工場長の顔を見ることすら稀でした。

お昼休み以外は、製造室内で原料と機械に向き合うだけ。

もしあなたが、「人との関わりを最小限にして、黙々と仕事をしたい」と願う職人気質なら、恵まれた環境だと思いますよ!

管理者となると、他部門とのコミュニケーションも発生しますけどね。

ライン作業との決定的な違い

一方で、充填・包装のライン作業はそうはいきません。

何十人ものパートスタッフと連携し、流れを止めないように声を掛け合い、リーダーになれば人員配置や人間関係のトラブル処理にも追われます。

それに比べ、製造担当は基本的に単独、あるいは少人数のペアで動きます。

「余計な気を使わずに済む」

これこそが、私が新人の頃にめげずに続けられた最大の要因だったのかもしれません。

▼化粧品工場のライン作業の「大変」と「やりがい」、どんな現場であるのか興味のある方は参考としてください。


理由3:仕事がパズルみたいで「ハマる」から楽(楽しい)

「単純作業」で「人がいない」だけだと、飽きてしまうのでは?と思うかもしれません。

ですが、ここからがこの仕事の面白いところです。

覚えていくと、それは「作業」から「攻略性のある仕事」に変わります。

同僚と差をつける「攻略法」

私は新人の頃、早く仕事を楽にするために、ある「攻略法」を編み出しました。

上司からは「次は油溶成分を入れる」「次は水溶性成分を入れる」と指示が出ますが、最初はどれが油でどれが水かわかりません。

そこで私は、原料をただの名前として覚えるのではなく、**「分類(属性)」**で覚えるようにしました。

  • 油に溶けるもの(油溶性)
  • 水に溶けるもの(水溶性)
  • 界面活性剤(水と油を混ぜるもの)
  • 香料・エキス類(最後に入れるもの)

これを理解すると、仕事が一気に楽になります。

【現場の極意】自分だけの「成分分類表」を作る

例えば、以下のような「秤量指図票(レシピ)」があったとします。

原料名配合量
オリーブオイル5.0kg
グリセリン5.0kg
ヒマワリ油4.0kg
精製水70.0kg
界面活性剤3.0kg

ただ上から順に計るのではなく、頭の中で以下のように変換するのです。

▼ 頭の中での変換イメージ

原料名分類(属性)投入タイミングの予測
オリーブオイル【油】最初釜で温める
ヒマワリ油【油】最初釜で温める
界面活性剤【つなぎ】油と一緒に混ぜるかな⋯?
精製水【水】水槽(別の釜)で温める
グリセリン【水】水に混ぜておく

こうやって「分類」が見えてくると、上司に指示される前に「あ、次は油を入れるから、この一斗缶を準備しておこう」と先回りができるようになります。

予想が当たると「料理」のように楽しい

化粧品作りは、料理に非常によく似ています。

「油と水は混ざらない」

「このビタミンは熱に弱いから〇〇℃で入れる」

こうした知識が増えるにつれ、頭の中で製造工程のシミュレーションができるようになります。

「今回は乳化(混ざり具合)が早いな、温度がバッチリだったんだな」

「少し色が黄色いのは、温度が高すぎたせいか…。次は調整しよう」

このように、知識と作業がカチッとハマり、狙い通りのきれいなクリームが出来上がった時の達成感は格別です。

ここまで来ると、仕事は「やらされるもの」ではなく「自分が関わった作品」に変わります。

やりがいとは、気持ちの余裕でもありますね!

▼化粧品の中身を作る仕事「バルク製造」の基本業務と向き不向きを解説!ぜひ御覧ください!


未経験でも安心!現場のリアルQ&A

ここまで読んで、「自分にもできそうだけど、実際のところどうなの?」と疑問に思う点について、私の経験からお答えします。

A. 「やりがい」と「スキル」なら断然、中小規模の工場です。

テレビCMで見るような大手メーカーの工場は、生産量が桁違いに大きいため、担当する業務の幅が非常に狭くなってしまうのが実情です。 極端な例を挙げると、一日の仕事が**「化粧品の原料を装置に入れるだけ」あるいは「出来上がった化粧品を取り出すだけ」**という担当に固定されることもあります。

一方、私が働いていたような中小規模の工場(OEMメーカー)は違います。 ある程度の経験を積めば、原料の準備から製造、仕上げまで、すべての工程を任されることが多いのです。

時には、新商品の開発で研究室(ラボ)の担当者とタッグを組むこともあります。 研究員はビーカーレベル(数百グラム)の実験はプロですが、数百キロ単位の大型製造のプロではありません。

「この粘度だと、あと10分混ぜないと均一になりませんよ」

そんなふうに、現場の経験則を研究員にアドバイスし、協力して一つの製品を作り上げる。 自分が「製造のプロ」として頼られる。この一体感は達成感ですね!

採用のハードルも中小規模の工場のほうが低いです。

Q. 文系・未経験でも大丈夫?

A. まったく問題ありません。

「化学の知識がないと無理?」と聞かれますが、そんなことはありません。必要な知識は現場で自然と身につきます。

「油と水は混ざらない」

「香料とか熱に弱い原料がある」

これくらいの感覚があれば、スタート地点としては十分です。1ヶ月もすれば、主要な原料の区別はつくようになります。


まとめ:自分に合った「楽な場所」は必ずある

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
化粧品を作る仕事の「3つの楽」、伝わりましたでしょうか。

  • 作業が明確で迷わない
  • 人間関係が希薄で煩わしくない
  • パズルのように攻略する楽しさがある

興味があるなら、それは「才能」です

世の中に、本当の意味で「楽な仕事」なんて存在しないのかもしれません。
ですが、この記事を読んで少しでも「面白そうだな」「やってみたいな」と感じたのなら、それはあなたにこの仕事の適性があるという証拠です。

想像してみてください。
久しぶりに会った友人に「仕事、何してるの?」と聞かれたとき。

「化粧品工場で働いてるよ」

そう笑顔で答える自分を。
ただの「工場」ではなく「化粧品を作っている」という響きは、ちょっと誇らしく、相手にも「へぇ、すごいね!」と興味を持ってもらえるはずです。

まずは「検索」から始めましょう

さぁ、最初の一歩です。
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最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

あなたが「ここだ!」と思える仕事に出会い、充実した日々を過ごせることを、心から祈っています!