【化粧品工場のクリーンルームめんどくさい!】何をしているか解説!

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【化粧品工場のクリーンルームめんどくさい!】何をしているか解説!

CMで見かけるあの清潔な工場のシーンを見たことがあるかと思います。

フード、マスク、手袋、フルボディスーツに包まれ、真っ白で清潔感あふれる作業着。あれはクリーンルームでの作業風景、化粧品工場のクリーンルームは、あのスタイルが一般的です。

では、このクリーンルームでのお仕事は一体どんなものでしょうか? そして、どんなルールがあるのでしょうか?

化粧品工場で働くことを考えているなら、クリーンルームでの仕事が一体どういったものなのか、どんなルールがあるのか、「大変なこと」「楽なこと」是非この記事にて確認してください。

自己紹介させて頂きます。コテツと申します。

化粧品工場での25年以上の勤務経験があり、その中でも中小規模の工場での豊富な経験を持っています。工場長としても活躍し、この業界の魅力や仕事の流れを、多く学び取ってきました。

化粧品工場で働くことは難しいことではありません。テレビCMで名を聞く大手企業の工場はごく一部であり、日本に存在する多くは中小規模の化粧品工場です。

あなたが未経験者であっても、活躍する機会がたくさんあることをお伝えしていきます。

よろしくお願いします。

さぁ、化粧品工場のクリーンルームに、入ってみましょう!

クリーンルームの定義

案内をする女性のイラスト

クリーンルームを説明する教科書的な回答が以下のようになります。

クリーンルームとは

空気中のホコリやチリ、浮遊微生物などの混入(コンタミネーション)を防ぐために一定の清浄度レベルになるように管理された気密を保った部屋

ものすごく簡単に言えば

であり、クリーンルームの作業者はこのような概念にて働いています。

ただし、工場によって管理レベルに差はあります。
テレビCMに出るような化粧品工場のクリーンルームは、かなり優秀なものであり、日本国内に存在する多くの化粧品工場の中でも一握りと考えて良いでしょう。
実際に化粧品工場で働き出したら、イメージとだいぶ違うということもあるかもしれません。

化粧品工場のクリーンルームとは

クリーンルームの目的として、簡単にまとめました。

  • 空気中の微粒子や微生物を管理することで清浄度を維持
  • 環境条件の制御により、外部からの異物の侵入を防ぐ

クリーンルームの維持管理として簡単にまとめました。

  • 温度、湿度、圧力、などを制御し、快適な作業環境を維持
  • エアシャワーや気流制御により、人がゴミや細菌を持ち込まないよう徹底
  • 異物が堆積しないような構造を作り、掃除しやすい環境とする

化粧品工場でも扱うカテゴリーによって、クリーンルームの設備や管理方法に差はあります。

化粧品工場の仕事内容や、そのカテゴリーを説明した記事があります。興味のある方はご参照ください⇩

化粧品工場の工程とクリーンルームでの仕事

虫眼鏡で何かを発見する男性のイラスト

クリーンルームで行う業務内容の前に、化粧品工場の仕事の流れ紹介します。

化粧品(製品)ができるまで

化粧品の製造は様々な工程を経ています。以下に、そのシンプルな流れを解説します。

  1. 原料、包材などの購入

    化粧品の製造は、様々な原材料を使い、そして容器や箱などの資材を必要とします。受注したら最初にこれらの購入品(もしくは支給品)を手配します。
  2. 化粧品の中身を作る

    原料を決められた内容にて混合し、ローションやクリームなどの化粧品の中身を作ります。
  3. 容器に充填、包装作業

    すでに製造済みである化粧品の中身を容器に充填し、そして化粧箱入れる、シールなどを貼るなどの包装作業をしますら、
    製品として完成させる作業です。
  4. 製品として出荷

    製品を指定された場所に納品します。

クリーンルームは何をする場所

なにかに向かって走る女性のイラスト

化粧品工場の全てがクリーンルームでは、ありません。「化粧品の中身を取り扱う場所」をクリーンルームとすることがほとんどです。

クリーンルームで働く担当業務とは

クリームルームでの作業に関わる担当は以下のようになります。

化粧品の中身を作る担当

先ほどの②の内容となる、化粧品の中身を作る業務です。

工場によって名称は異なりますが、「製造」「バルク製造」「調合」などと呼ばれることが多いです。

その化粧品の中身を作る室内は、クリーンルームとなります。クリームやローションの製造中に微生物や異物などの混入は許されないからです。

もしも化粧品の中身を作る担当で仕事をしたいのであれば、求人サイトの『募集要項』などの表現には注意しましょう。
「製造」の仕事内容がライン作業であることも少なくありません。

工場によって、担当する仕事の範囲や内容は異なります。無料のキャリアアドバイザーを利用して、あなたが描く仕事の条件をすべて伝えましょう。

未経験であることは気にせずに、あなたが働きやすい条件にできるだけ近づけることが重要です!

おなたの理想をすべてキャリアアドバイザーに伝えましょう!

化粧品の中身を作る仕事を解説した記事があります。興味のある方はご参照ください⇩

容器に充填、包装作業の担当

先ほどの③の内容となる、化粧品の中身を容器に詰める業務です。

化粧品の中身を機械に入れ、容器などに充填します。

一般的に、容器に詰めるのはライン作業であり、ライン作業は2つに分かれます。

  • 充填
  • 包装(梱包)

充填作業をする室内はクリーンルームとなり。既に充填された容器などを箱に詰めるなどの「包装」作業をする室内はクリームルームではありません。

次のような構造をイメージしてください。
容器に詰めてキャップを閉めるまでがクリーンルームである室内、そしてその後の箱に詰める、シールを張るなどの作業がクリーンルームではない、別の室内。
その2つの室内がライン上では繋がっていることも多いです。

化粧品工場の充填や包装はライン作業となります。ライン作業に興味のある方はご参照ください⇩

また、充填の作業(機械オペレーター)に特化した記事もあります。興味のある方はご参照ください⇩

クリーンルームの服装と入室

悩んでいる男女のイラスト

クリーンルームとは、空気中の塵や微生物を一定の清浄度レベル以下に管理した部屋です。簡単に説明するなら、埃や細菌などを持ち込まない、とてもキレイな室内ということになります。

その為の着衣や、入室の手順があります。

クリーンルームに必要な着衣

  • 無塵服
  • クリーンシューズ
  • マスク
  • 手袋

クリーンルームには必要な着衣となります。

クリーンルームへの入室手順

以下のような手順が一般的です。

  • 手洗い
  • 手の消毒
  • 着衣後に粘着テープ(コロコロ)の使用
  • エアシャワーの通過
  • 粘着テープなどによる靴底のゴミの除去

わかりやすいので、動画で確認してください!

⇧参考動画、ファンケルクリーンルームきれいの9の秘密。https://youtu.be/5E7Fm7Wgf7E

クリーンルームで仕事「嫌」と「楽」

ひざまずいて、絶望感のある男性のイラスト

働いていると感じる、クリーンルームの大変なことと、良いところ。実体験からご紹介します。

クリーンルームの嫌なこと

クリーンルームで作業する全ての作業者は、着衣と入室手順を行います。

規模によりますが、クリーンルームの更衣室に、作業者全員が一度に入れるスペースがない工場が、ほとんどです。

着替えるためには渋滞が起きます。慣れないうちは特に、素早く着替えたり、入室の手順である消毒やコロコロの使用などに時間がかかってしまうので、待っている作業者の視線はかなりのプレッシャーとなるのです。

新人のうちは早めに休憩を切り上げて更衣室に向かうことをおススメします。
早めに行って、クリーンルームの室内で椅子にでも座ってゆっくりしましょう。

クリーンルームの入室について、面倒なことや、疑問に思うことを記載しています。ご興味のある方は、ご参照ください⇩

クリーンルームの楽なこと

クリーンルームの基準も工場によって差があります。しかし、一般的にクリーンルーム室内は、温度と湿度を管理しており、1年中、同じ環境で仕事ができます。

真夏の屋外の仕事や、真冬の倉庫業などと比べると、とても快適な仕事環境であるのです。

原料を買って、化粧品の中身を作り容器に詰める。その工程の多くはクリーンルームが関わります。
そんな仕事に興味があるなら、ぜひ、新たな仕事の候補に化粧品工場はアリかと思います。

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化粧品工場の仕事

スタートラインに立つ男性サラリーマンのイラスト

クリーンルームの説明から化粧品工場を紹介させて頂きました。

化粧品工場での仕事はいくつかの困難があるかもしれませんが、他の職種と比べて特に厳しいわけではありません。

作業環境は悪くなく、むしろ働きやすいと言えます。私自身もその働きやすさから、長くこの仕事に携わっています。

この記事を読んで「自分に合うのでは…!?」と思ってもらえたなら、実は、ぴったりの仕事かもしれません。
化粧品工場でやりたい仕事がないか考えてみてください。

自分に向いてる仕事

両手を上げて喜ぶ男性サラリーマンのイラスト

化粧品工場での仕事は、案外難しくないんです。

たとえば、資生堂やコーセーなどの大企業では、特定の経験や学歴が必要なこともありますが、全国には中小企業や受託メーカーなど、たくさんの化粧品工場があります。

未経験でも臆することなくチャレンジできる仕事が多くあります。ぜひ下記の記事を参考に、化粧品工場で働く自分をイメージしてください。

化粧品工場で働く新人の1日を追う内容の記事があります。ライン作業全般の仕事内容ですが、ぜひ自分が働き出したつもりで読んでみてください!

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充実した未来を掴みましょう!

最後までお読みいただきありがとうございました。